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就活生×心理学部生が感じたことをマイペースに発信

【実例公開】最終面接通過には必勝準備法がある【通過率を上げる具体的方法3選】

一次面接は突破できるのに,役員クラスの最終面接が突破できない…。最終面接って意思確認だと思ってたけど意外と落ちるの?

ざらしです。今回はこのような疑問に答えていきます。

✅本記事の内容
ざらし流の最終面接の対策方法
・最終面接で見られてる,評価されてるポイント 

最終面接対策や実際にやっていた自分なりの方法をお伝えしていきます

 

1,最終面接攻略法

これからお話する内容は「面接のコツ」とかではないです。それに私も最終面接で落ちたことも全然あります。

ただその最終面接を通して,どうして伝わらなかったのか,どうやったら伝わるのかということを考えてきました。

私が最終面接の対策として意識していたことは以下の通りです。

 1,10年年表を書く
 2,志望度の高さはさりげなく伝える
 3,本質的な逆質問する

 

1-1,10年年表を書く

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最終面接を突破するためのツールとして10年年表は使えます。

具体的には,入社してからの10年間を想像し,その時の社会情勢と絡めて自分が何をしてたいかどんなことに携われるようになっていたいかを紙にまとめたものになります。

その際のポイントは以下の通り。

・業界のトレンドや動向を押さえる
・結婚のライフプランなども含める
・携わりたいことのために成し遂げるべきことをその前の年に記入

例えば自動車業界の企業を受験しているとするならば,

20XX年 自動運転のレベル4が実用的になるのはこのころだから,この時には世の中で○○ができるようになる。自分はそこに携わって○○を成し遂げたいので,○○や○○に取り組んでおく。

20▽X年 その事業に携わり~~を達成。リーダーポジションや全体をまとめる立場に挑戦。

20X◇年 結婚を意識したい。そのためには余裕が必要なのでこのために前年までに~。

ざっくりこんな感じです。

最終面接までに,企業のHPやOB訪問などで社員さんのお話を聞いてよりリアルなイメージを持てていると書きやすいかなと思います。

結婚や出産などの仕事以外のライフプランも書くことで真剣さやオリジナリティが増します。

さらに,このようにポイントを押さえて10年年表を書くことで,以下のようなメリットがあります。

・業界や企業理解の深さをアピール
・将来像をロジカルに伝えられる
・御社のために書いたという志望度をアピール
・提出することで印象に残る+相手に判断材料を増やせる
・興味が移り,この年表内容に関する質問がくる

最終面接では他のサイトで死ぬほど言われている通り,「志望度の高さ」と「業界理解」の度合いを踏まえてマッチングが行われます。この10年年表を用いることで,最終面接という限られた時間や発言の中でも業界理解や会社理解の深さを伝えることができます。

私は面接でよく聞かれる「将来どうなりたいの?」という質問が苦手でした。なぜなら別になりたい像がないから。

「1年ずつ区切れば伝えられる…けどそんなに喋ったら話長いやつと思われる…」という結果思いついたのがこの方法です。これなら抽象的な将来像もかなり具体的なステップでロジカルにまとめることができます。

そして御社のために時間を使って書いているということや,入社後までを想像しているというのも相まって志望度の高さをより伝えられます。

また提出してしまえば,最終面接官の印象に残りますし,良くも悪くも判断材料を追加で提示することになります。限られた回数と時間の中で自分の思いを伝えきるには最終面接までの準備が大切です。

さらに面接官の興味は確実にその年表に移ります。するとかなりの確率で「これってどういうことなの?」などその年表から質問がくるでしょう。就活面接において重要なスキル「質問や会話の種まき」や突飛な質問が苦手な方にはおすすめです。

 

年表は面接中のどのタイミングで提出するの?

10年年表は履歴書等とは違い,提出はもちろん任意。基本的に私は「将来のプラン」や,「入社後やりたいこと」などを聞かれたときに,「まずはこちらを見ていただけますか。」とか言って提示してました。

 

対面じゃなくてweb面接なんだけど渡せる?

近年は最終面接であってもwebで行われるようになってきました。だから提出もwebでいいと思います。PDFにでもして事前に送るか,面接中はカメラに移して終わってから送るかします。理系の人はこうやってポートフォリオを送ったりしているので。

むしろこうまでする人はなかなかいないので逆に印象に残って差別化できますよ。

 

1-2,志望度はさりげなく

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最終面接で意識していたこと2つ目は,御社の志望度はさりげなく伝えるということです。最終面接ともなれば,志望度の高さがかなり重要になってくるということは先述した通りですし,他サイト様でも散々言われています。

ただだからといって,それを真正面から伝えるのもしばしば逆効果です。例えば,よくある質問,「今選考中の企業で順位付けすると?」とか「当社は何位ぐらいかな?」とかですね。

これに真正面から「第一志望です!!」と答えても(まあそう言うしかないですが)「みんなそう言うしなあ」とか,企業の人には何かと嘘くさく思われてしまいがち。

だからその後にしっかりその理由を付け加えるのですが,それが月並みだと余計に第一希望じゃないんだろうな感が伝わってしまいます。

私のおすすめは,とにかくさりげなくです。恋愛と同じです。あくまでスマートに,さりげなく。

これは慣れだと思うので,いくつか例を出します。

面「正直志望度高いところはどこなの?」
学「御社以外でですか?そうですねあんまり考えてなかったですけど…~~。」

面「今の選考状況教えてください」
学「御社を受けるために,辞退してきましたので現在は残り~」 

面「内定出たらどうしますか?」
学「御社に内定を頂くべく様々な方に相談して協力していただいたのでその方々に感謝を~。自分で納得がいくまで徹底的に比較して御社に決めれ切れればと思っています。」

学「御社の課題はどのようなところがあるのでしょうか」
面「~な部分が今うちに足りてないですかね」
学「~~だと思います。入社後その部分に私の強みを活かして○○な貢献をしていきます。」

こんな感じ(例って難しいなwこれは極端かもしれん)。会話のいたるところでさりげなく,素の感じで志望度をこぼすのが実は一番伝わります

特に最終面接では志望度を色々な面からぎゃんぎゃんに問われます。ポロっとこぼす感じです。

実際先日通過したキヤノンの最終面接のフィードバックでは,「素直で本音で話してくれている感じがしたという部分が他の学生と違っていた」と言われました。

 

1-3,本質的な逆質問

最終面接に自信を持って臨むために意識していたこと3つ目は,逆質問です。

最近の就活の面接は,一次面接や二次面接など各フェーズで面接終わりに「何か質問はありますか」と聞かれることが通例になってきました。貴重なお話を聞くことができる機会なので有効活用したいものです。

大前提,自分が会社について調べる中で疑問点があれば何よりも優先してそれを聞いてください。自分のアピールなどテクニックを考えるのはその後です。

こちらのツイートのように,逆質問の際に「自身のFB」をもらう学生が増えているようです。確かに,自分を改善しようとする前向きな姿勢をアピールできますが,それ以外全く無意味です。

企業側はもちろん質問した側もそれを聞いてほんとに改善してる方はほとんどいないんじゃないでしょうか。

まさに,変にテクニックばかりが先行してしまっている弊害です。「質問がないけど質問しないのはよくないって記事を読んだから…」みたいなことでしょ。

それよりもお互いに有意義な時間にしたいです。その方がよりいい終わり方ができると思うのです。

 

最終面接での逆質問のポイントは以下の通り。

 ・相手に語ってもらう
 ・役員クラスの方目線ということを意識

最終面接に出てこられる方は基本的に役職が高めの方が多い。役職が高いということはそこに至るまでにかなりの苦労と経験をしているはずです。その部分を聞きだしたい。

「○○様は現在に至るまで様々な苦労をされていると思うのですが働く際に意識していることはありますか」 

 また最終面接官は,これまでの現場社員や人事の方とは日々見ているポイントが違います。

「○○様の立場から見て,今後注力していかなければならない分野は」
「○○様の立場から見た,若手で活躍している方に共通してみられる特徴は何でしょうか」 

 そこに経営の観点も絡めるとより好印象です。

「先日の決算発表で○○がマイナスだった要因は私は○○にあるのではないかととらえています。○○様が思う部分と,それを改善するために社員にがやらなければならないこと,特に新入社員に求めることは何ですか」 

ざっくり例を紹介していましたが,共通しているのは視座の高い方にどれだけ自分のことや会社のことをその立場から語らせるか,という部分です。

心理学的に言っても,自分のことを開示することでその人の満足度は高まります。最終面接官のおじさまに自分の武勇伝を気持ちよく語ってもらうことでその最終面接の時間をいいものとして思ってもらいます。

さらに私たち就活生にとっても,そのような貴重なお話を聞くことができるのは良い機会になります。つまりこの章の前半でお伝えした通り,winwinの関係になるわけです。

私は就活のテクニックを否定しません。ただ,これは自分の伝えたいことを効果的に伝えるために使うものです。その順番が逆になったり,テクニックだけになることに反対なわけです。 

 

2,最終面接で見られているポイント3つ

今回伝えたいことは私の中ではだいたい伝えられたのですが,最終面接で企業側が見ている評価しているポイントをまとめておきます。

ただ何度も言っていますが他サイト様でわかりやすくまとめられているので,これについて詳しく知りたい方はそちらを参照してください。ここでは私のやり方は一応理にかなってもいるということをお伝えするためだけにざっくりと。

 

最終面接で評価されているポイントは大まかに以下の通り。

 ・志望度の高さ
 ・会社理解・業界理解
 ・一緒に働きたいと思うか(自社にいそうか)

最終面接までくると,これまでの面接の段階である程度の能力や会社との適性,相性等は判断されています。

だから最後に確認したいのは…そう「こいつ本当に入社してくれるんかな」という観点。告白の場面でも同じです。何度も食事に行って相性を確認しますが最後思いを告げるときに気になるのはこいつOK出してくれるんかなという部分です。

このハードルが低いと告白に踏み切りやすいように,内定の通知もしやすくなるのは本音。ただ恋愛において明らかに好意が丸見えだと今度は「こいつ誰にでもそうなんだろうな」と思ってしまいますよね。だからさりげなくがポイントなのです。

さて,その志望度をアピールするためには,会社と業界理解の深さや将来やりたいことを伝えるというのがひとつあるでしょう。そこで10年年表を使うことができます。これでロジカルに,しかも印象に残るような方法で伝えられます。

 

もう一つ評価されているポイントとして一緒に働きたいか,というポイントがあります。ここまで考えて一生懸命に面接に臨めばきっとこの部分は評価してくれるはずです。社員さんの雰囲気や会社の雰囲気をつかんでおきましょう。

 

3,まとめ

最終面接で評価されているポイントや,私の最終面接対策法を伝授してきました。

繰り返しになりますが,就職活動に正解はありません。自分の納得いくように取り組んでください。そのためにもテクニックだけに頼ることなく自分を出し切るためにテクニックを使ってください。

ここまで努力してたとえ縁がなかったとしてもそれは会社の見る目がないか,マジで会社に合わない,うちの会社にいなさそうと思われただけです。努力しただけでほんとに偉いです。だから私も皆さんも偉いんです。がんばりましょう。

ちなみに一次面接や二次面接については後日まとめますが経験です。面接場面にどんどん慣れていきましょう。

持ち駒を増やすためにおすすめの方法として,以下の記事で紹介しているOffer Boxを始め色々紹介しています。そちらでばっこり企業と出会い,最終面接の機会を増やしていきましょう。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。