【自分との対話】「決断」の文字から学ぶ人生の選択におけるマインドを就活生が考えてみた
何かを決めて何かを断つ。
「人生は決断の連続だ」なんてよく言われますよね。就活してると「成長曲線として,意思決定の質×量」なんて言われたりして。
ただ本当の意味での決断ってなかなか難しいなと思うんです。決断ってもちろん何かの選択肢から1つを選んで決めることなんですけど。その字の如く,断つ必要があるんです。
今回はそこの難しさ,それを踏まえた生き方論のようなものを就活生目線で,色々な人や企業を見てきた中で感じたことを書いていきます。
1,決断で陥るワナ
今回はイメージしやすくするために下記を前提として書いていきます。
- 決断場面で選択肢から選べるのは1つ
- 就活生目線に寄っていますがなるべく一般化しようとしています
決断後の壁
例えば自分の目の前に選択肢が4つあったとします。仮にABCDとでもしておきます。
この中からどれか1つを選んで他を捨てることにります。
そうしてそれに向かって頑張っていこうとし始めるわけですが、たいていは壁にぶち当たります。
そう、他の選択肢は断ってしまったあとにも関わらずです。
そうやって壁を経験することで2つの行動に別れると思います。
- その壁を乗り越えようと鬼努力
- 壁に立ち向かうのを避けて別の選択肢へ
順番にみていきます
1,その壁を乗り越えようと鬼努力
理想形ですね。たぶん思いが強ければみんなこれをします。だってゲームでもそうじゃないですか。ラスボスを倒すために手前の町でレベル上げまくるのとおんなじです。後半でまた詳しく述べてますのでそちらも参考にしてください。
2,壁に立ち向かうのを避けて別の選択肢へ
断ったのにも関わらず最初の分岐点に立ち返りました。そこでおそらくはまた別の道を選んで進もうとするわけです。
しかし、また壁にぶち当たります。たぶん壁って上から見ると年輪のように輪っかになっていて、どの道に進んだとしてもぶつかるようにできてると思うのです。
こんなイメージですね👇
じゃあどうするんだって話ですよね。
壁に当たったときの悩みとしてはだいたい下記のものが多いかと思います。
- コミットできる自信がない
- 達成できる気がしない
こちらも順番に考えていきます。
1,コミットして取り組む自信がない
みなさんはAppleのロゴを知ってますか。
そうりんごマーク。正確に言えば一部が欠けたりんごのマークといえますね。
ではもうひとつ。
なぜそれは欠けていると分かるのでしょうか。
完全な状態のりんご、いわゆるりんごを見たことがあって知ってるからですよね。
つまりなにが言いたいかっていうと、何かが足りない、不完全だと思うのはその完全な状態、100%の状態を知っているからだと思うんです。
今回の場合で言うなら、自信がない、つまり不完全な自分だって自分で思うというのは、自信がある状態、完全な状態の自分を知っているからだと言えます。
だから、コミットする自信がないとか努力してる姿が想像できないというのであれば、この選択肢は考え直してもいいかもしれません。なぜなら自信を持って達成できることを想像できる選択肢が他にあるかもしれないからです。
もちろん簡単にはやめられないケースも多いので,続けることを選ぶのもありです。そういう方はまずはコミットし続けられるような工夫が、必要になるでしょう。ですが,やはりそもそもこの選択の段階で躓くのはもったいないです。
そこで自分との対話を大切にしていきたいのですが、それに関しては後半に述べるとしていったん次の悩みへいきます。
2,取り組んでいるけど達成できない。
1はクリアしてるけどなかなか結果がついてこない感じですね。
達成するための方法やメンタル的なマインドに関しては,おそらく散々他でいわれていると思うのでここではあえて書きません。
しかし,少しだけ。自分が出会った好きな言葉の中から引用します。
5分前の自分になれないし5分後の自分もわからない。過去にも未来にも再現性がないのなら,余計なことを考えずに今目の前にあることを全力で取り組め。
しびれますね。かみ
くだくと,過去と全く同じ状況は作ることができないし,未来もこうしたいと思ってもその通りにすることはできない,それなら過去とか未来とか考える事にリソースを割くのではなくて,今のこの瞬間目の前で起こっていることにフルコミットしてみたらいいんじゃないかということですね。
2,自分と対話するということ
ここまで読んでいただくと,次のような疑問がわくのではないでしょうか
- どれが自分にとっていい選択肢なんだろう
- どうすれば全力で取り組むことができるんだろう
この2点について次は考えてみます。
結論:自分と対話する
ここだと思うんです。今は何でも情報を手に入れることができる時代になりましたが,その知識やノウハウ,メンタル法などを取りいれることに必死になりすぎて,頭でっかちになっていませんか。
私の周りを見ても,「ESの書き方」「面接対策集」のように,自分の思いは置いといて,テクニックやスキルを身に着けることに注力している人が多いように感じます。もちろん私もその一人です。
たしかに知識やノウハウは素晴らしいです。ただそれをベースにするのではなくて,まず自分の思いがあってそれを正しくアウトプットする手段として,知識やノウハウは存在するべきだと思います。
本当にやりたいこと,したいことはなんでしょうか。この時人の目を気にしてはだめです。人間は社会的動物なので,集団から外されないようにしようとします。ですがたとえ今いるコミュニティから外れても,あなたのしたいことに共感するコミュニティは無限にあるでしょう。
以前のブログでも好きを発信する生き方について述べていますのでこちらもどうぞ
このとき考えるコツはいくつかあるのですが
- やりたくないことを考える
- 明日死ぬとしたら…
- 悔しい思いや苦しい思いをしてそれでも続けてきた経験を思い出す
このあたりを考えてみるといいかもです。ただ正解はありません。私と同じ人はいないように,あなたと同じ家族構成で同じ環境で同じ育ち方や経験をしてきた人は世界どこを見てもいないと断言できるでしょう。
だからそもそも人と比べて劣等感を感じるなんていうのはナンセンスなのです。
ここまで来てようやくスキルやテクニック,ノウハウを使います。伝える際に齟齬があってはもったいなすぎますからね。自分の思いを上手に活用できる運用方法を利用しましょう。
3,まとめ
ここまで決断ということの本当の意味とその難しさを乗り越えるべく自分と対話をするというアプローチをとってみてはどうでしょうかという内容で記事を書きました。
このプロセスはいわゆる自己分析なんですけど,別に就活生だけがするものでもないと思っていて。むしろ社会人の方もするべきですよね。
社員の方を見ていると,フレームワークだけ知ってる頭でっかちの人とか,仕事は好きじゃないけどお金もらえるからしてるみたいな人を私はいっぱいたくさん見てきました。別にお金ほしいだけならもっと給料いいバイトでもなんでもすればいいのに,と思うわけなのですが,要はやりがいとか見出せるかどうかだと思っていて。
決断に際して,一つ選ぶと他を捨てないといけないわけじゃないですか。だから私はその選択肢に本気で向き合い続けて,それを正解にしていくような生き方をしていこうと,そのためには自分と対話して見つめなおす必要があるなと感じました。
補足
ちなみに今回の内容は,株式会社Enjinという会社の説明会でのお話を聞いたことがきっかけでしたためたものです。私は人の影響をものすごく受けるタイプなので,少々冷静でない文面や内容の薄さなどが見られるかもしれませんがご容赦ください。
この説明会は毎回立ち見が出るなど非常に人気の説明会となっています。涙する場面も多々ある感動的な内容なので興味ある方はぜひ。