【就活】座談会は質問しなくてOK?座談会という無駄すぎる時間の乗り越え方を教える【実体験】
ざらしです。
「座談会で質問が浮かばなくて焦る」
「座談会は選考に関係あるの?」
「印象がいい質問をしなきゃいけない?」
このような疑問に答えます。
✅本記事の内容
・座談会が無駄な理由を解説
・無理に質問しなくてもいいから気楽にいよう
・無駄な座談会を乗り切る方法
1,座談会が無駄な理由
まず最初に,座談会とはどんなイベントなのかを,ざらしの言葉で整理。
一般的に,就職活動における座談会とは,主に以下のような文言で語られ,開催されています。
- 人事の目はありませんのでざっくばらんに
- 現場社員の方とお話してください
- どんなことでも聞いてください
- 選考は関係ありませんので…
すなわち,就活生を捌く立場である人事は目をつむって耳をふさいでるから,若手社員に直接聞きたいことを聞いて疑問を解消しな?というイベントです。
一見魅力的なイベントに感じられるわけですが,現実は違います。
その理由は以下の通り。
1,社員は受け身でスマートスピーカー状態
2,テンプレのやり取りが飛び交う
3,強制参加
1-1,社員は受け身でスマートスピーカー状態
座談会が無駄だと感じるのは,社員さんの返答の様子も関係しています。
意外と就活生の視点に立てていない。
まず基本的に,「なんでも気軽に質問してね」と言ったあと社員はこちらが質問するまで口を開きません。
待ちです。ニコニコしてます。
アレクサと同じです。
無理に質問をひねり出さなければいけない気まずい空気が流れ,苦痛な時間を過ごすこともしばしば。
せめて今その社員の方が,どんなことに取り組んでいるのかなどは情報として語っていただきたい。
でないと興味を持ちようがありません。
1-2,テンプレのやり取りが飛び交う
最も座談会が無駄だと感じる瞬間です。
「座談会」と検索すると1ページ目は,「座談会でするべき質問」という内容の記事が上位を占めます。(全て大手人材会社が執筆)
これにより,実際座談会に参加してみるとわかりますが,どこにいっても就活生からは同じような質問しか出てきません。
テンプレ質問の例は以下の通り。
・活躍している社員の特徴は?
・入社してからのギャップは?
・働くときどんなこと意識してますか?
もちろんこれらの質問は,聞くことでその会社の実情を知ることができる効率的なものかもしれません。
しかしこのように固定化されていては,内容も身に入らないし,何より社員側の回答もテンプレ化してしまいます。
なんせ向こうはスマートスピーカーですから。学習しています。
私はもう辞めるから研修受けてないのだけど、同期の話によると最近「内定者や就活生と座談会するときに話す内容を考える研修」を受けたらしい
— ぬぅ (@nununo3_poke) 2020年1月22日
就活生が聞く先輩社員の話とか結局は会社で定められた内容なんだな……参加するだけ時間の無駄だな……
このありさま。
もはや茶番という言葉がふさわしすぎてやばい。
たしかに,テンプレ質問がほんとに気になる場合は質問するべきです。
しかし,検索結果で上位に表示されている記事を読むと,ほとんどが好印象をもたれるためにこの質問をしよう,というニュアンスが含まれています。
座談会とは本来,就活生の疑問を解消し,働く姿をリアルにイメージするためのもの。
印象をよくするために質問がなくても質問をしなければならないと感じ,質問がないからテンプレの質問をしておく…。
こんな光景ばかりでした。
1-3,全員強制参加
座談会は基本的に全員強制参加です。このシステムも無駄だなと感じます。
理由は以下の通り。
・無駄なやり取りに付き合わされる人がいる
・周囲に人がいると質問しにくい人もいる
・選考に関係ないなら,自由参加にしてもいいのでは
先ほど述べた通り,座談会中の社員と就活生のやり取りはテンプレ化しています。
印象をよくするためだけにテンプレ質問をする就活生がほとんどなので,この無駄なやり取りにその他大人数の時間が割かれるのは無駄です。
もちろん疑問がある就活生も,お話をしたい就活生も当然いると思うので,そういう人を個別に集めて座談会をするべきです。
それに周囲に人がいては,質問しにくいと感じる人もいるでしょう。
自身の印象をよくしようとして,無理やり質問をひねり出す人のせいで,時間が無くなってしまうかもしれません。
座談会主催者が言う,「選考に関係ない」のであれば質問をしたい人・お話したい人だけ残り,質問がない人は無理に参加させない,自由参加の形をとってほしかった。
座談会を形骸化させる人材メディアと負のスパイラル
ここまでをまとめると,今の座談会はテンプレ質問が飛び交い,無駄なやり取りに付き合わされる強制参加イベントであるということになります。
こうなってしまう原因には,座談会で検索すると検索結果上位に表示される,「座談会で好印象を獲得する方法」を謳う人材メディアがあります。
座談会は強制参加
↓
質問がない就活生も参加
↓
社員は質問されるまでニコニコ
↓
質問しなければならない空気感
↓
困った就活生は座談会を乗り切る方法を検索
↓
選考は関係ないのに,印象をよくする質問集が公開されている
↓
それを見た就活生は印象向上のため,と無駄なアピールも含めて質問
↓
テンプレ化したやり取りの誕生
↓
無駄な座談会へ
ざっくりこのような流れがあるのではないでしょうか。
2,無駄な座談会を乗り切る方法3選
それでも現状,座談会は強制参加です。
座談会の無駄さを感じていた方や,ここまでを読んで共感いただけた方は,どうやってこの時間を乗り越えるか試行錯誤されてるかと思います。
もちろんテンプレ質問をするというのも乗り切る方法ですが,ここではそれ以外で私が実践していたものをご紹介します。
・就活友達を作る等別の目的を見出す
・無理に質問をしない
・社員の素を暴ける質問をぶつける
上記の3つ。
就活友達を作るなど別の目的を見出す
無駄な座談会を乗り切るには,いったん座談会以外の目的をとらえなおしてもいいかもしれません。
座談会には多くの就活生が参加しています。
昨今の就職活動は情報戦ともいわれるほどに情報量が肝。
あなたと同じ座談会にいるということは,同じような業界・職種を見ている可能性が高い。
モチベーション維持と情報の共有もかねてそういった就活友達を作っていきましょう。
ただ,こちらの記事でまとめていますが,就活友達には注意しましょう。
悪質なマルチ商法に勧誘してくる人も結構いるかもです。
無理に質問しない
座談会は無駄とは言え,質問しなければならない空気感がありますよね。
でもそうやって「質問しないと!」と思うと疲れませんか?
以前は私も,用意していたテンプレ質問を他の人に取られたときは焦りました。
「やばい,なにか気の利いた質問しないと…!」
ぶっちゃけこの考えも無駄でした。
結局,何も質問できずにそのまま座談会は終わってしまったのですが,何の問題もなし。
むしろ内定までいただいています。
結論,質問を無理にする必要はありません。
パンフレットでも見直しておきましょう。
逆に言えば,質問をしたからといって印象が良くなるわけではないし,質問内容によって印象が変わったりするわけないんですよね。
だって社員はアレクサ。言っても会社の所有物です。何も覚えてませんし影響力ありません。
だからこそ,どんな疑問でも聞けるというのが座談会の本質なんですけど。今はそれが失われているので無駄に感じるわけです。
社員の素を暴く質問で,殻を砕く
テンプレ質問が飛び交い,それに付き合わされるから座談会を無駄だと感じてしまうのです。
だから社員の素を暴けるようなクリティカルな質問をしましょう。
座談会独特の,質問しなければならない空気感に負けてテンプレ質問をして無駄な時間を過ごす方に特にオススメ。
「先月の残業時間は何時間ですか」
「昨年はどれくらい有休をとりましたか」
例えばこの通り。
ポイントは以下の2点。
・具体的な数字を伴う
・抽象的な話や,都合のいい回答にさせないために先月など具体的な期間を設ける
彼らスマートスピーカーは主である会社の都合の悪いことはいいません。優秀ですね。
そのため,普通に「残業はどれくらいですか?」「休みは取りやすいですか?」などと聞くと,残業の少ない月を答えられたり,休みをとれている人の話にすり替えたりしてきます。
だから具体的な数字を伴う質問を期間を指定して質問します。
有名で人気の就活イベントである,”ジョブトラ”や”キャリコレライブ”のように,複数の企業が集まって開催される座談会もあります。
各イベントで1時間くらい座談会の時間が設けられています。
無駄過ぎたので,私は社員の素を暴く質問をして社員の社畜ランキングを自分の中で勝手に作っていました。
ただ大前提,質問したいことがあったり単純にお話したい場合は積極的に聞いてください。
周囲の就活生は質問させられているだけです。
あなたが質問してくれることで多くの人が救われます。
それにその方が本質的な座談会です。
3,無駄なことは無理にせず,本質的な就活をしよう
就職活動はこのように形骸化した無駄なイベントが存在する。
他の企業が開催しているから,聞こえがいいからという理由で本質を理解せずに開催されているものはたくさんある。
そこに何も考えない就活生が吸い込まれている。
本ブログでは今後もこのようにざらしが体験した無駄なことをまとめていく。
(※あくまで個人の意見だから参考程度に!)
ただ本質的な就活の概念を広めたいというだけだ。
今は,人材会社やナビ媒体が,就活解禁というワードやインターンなど,就活市場を繰り広げているだけな気がする。
とはいっても
無駄なことも経験だという意見もあります。
我慢は日本人の美徳ですからね。もちろん強制参加である以上,現状は参加しておくべきです。ルールはルールなので。
だから,脳死をやめよう。思考しよう。
座談会でも,無駄だと思うなら無駄だと理解したうえで全体を俯瞰してみよう。みんな必死にテンプレ質問をひねり出して印象を良くしようとしてるのが分かる。
そして回答もよく聞いてみよう。だいたい一緒。
そんなことよりも企業を自分なりに調べて,社会を見て,考えて,「ん?これはこういうことなのかな?」と思ったことを素直にスマートスピーカーにぶつけよう。
きちんと答えてくれるはずだ。
このブログでは
実際にざらしが経験してみて有意義だったものはきちんと記事にしている。
今後もバシバシと更新してくので要チェックです。
4,まとめ
批判が怖いざらしに弁明させてください。
座談会というイベントそのものを悪く言っているわけではありません。
社会人の方とお話したり,現場の生の声を聞くことで就活生は入社した姿をイメージし就活に役立てます。
そういった点では座談会は非常に有意義なイベントです。
ただ座談会で検索すると上位表示されるような,就活生がするべき質問みたいな記事があるせいで,やり取りをテンプレ化させている。
企業側もそれを見ることで,質問を予想する茶番が繰り広げられる座談会が無駄だなと感じるわけです。はい。
選考に関係ないのだから,もっと疑問をみつけるコツや、こういったポイントを見ようみたいなコミュニケーションがメインになるような記事が上位に生まれることを願います。
こんな弱小ブログでは座談会は変えられないので…。
発信は続けます。頑張ります。
ここまで読んでいただいてありがとうございました