ドリンクバーのみは原価的に元が取れないのでオススメしません
ドリンクバー大好き!
でもどうせ頼むならお得に楽しみたい,元をとってやりたい…。
ざらしです。このような疑問に答えていきます。
✅本記事の内容
・ドリンクバーの原価公開
・元は取れないとわかってても頼む理由
・ドリンクバー利用におすすめなファミレス
1,ドリンクバーの心理学的からくり
・店舗メニューのドリンク価格が判断基準に
・単品1杯>ドリンクバー2杯みたいな考え方
・原価が異なるドリンクを併用
「いやいや,ドリンクバーっていうのは飲めば飲むほどお得なんだよ。だから粘って元を取るんだよ。」
ドリンクバーには人間の心理的なからくりが関係してます。それをお店側が巧妙に利用しているわけです。
具体的に言うと,メニュ―に載っている単品ドリンクの値段を基準に考えてしまっているという事実。
例えば,「単品で一杯飲むよりもドリンクバーにして2杯飲んだ方がお得じゃん。」みたいな。
しかし,この値段はそのお店が決めたものであって,ドリンク自体の原価的には全くお得ではないかもです。
実際コンビニで500mlのコーラ買ったほうが断然お得ですよね。
ドリンクバーの原価
ドリンクバーの原価は平均すると一杯当たり20円。
・炭酸飲料系やコーヒー:15円程度
・ウーロン茶:17円
・果汁100%のジュース類:30円
ドリンクバーを頼んでしまう理由
そうはいってもドリンクバーを注文する際,「原価低いんだろうな」とか,「ここでお金使うよりも帰りにコンビに寄ってコーラ買う方が断然お得なんだろうな」,というのはなんとなく考えることだと思います。
じゃあなんで顧客はドリンクバーを注文してしまうのでしょうか。
・長時間滞在することが明らか
・紅茶など多くのものをつまみ飲み
・利用可能性ヒューリスティクスが作用
いくつか要因が考えられるのですが,まずはファミレスに長時間滞在することが確定している場合。
ドリンクバーを使って,大学生や高校生はファミレスで永遠楽しくいられる生き物です。主婦の方も昼間はお茶会を楽しんでいるように見えます。
このようにドリンクバーは長時間・色々な種類をつまみ飲みしたい人は注文するわけです。
そして少し心理学部っぽいことを。
上のように明らかにドリンクバーを頼んだ方がお得であると明確でない場合にもドリンクバーを注文してしまうことがあります。
その理由は「利用可能性ヒューリスティクス」が作用しているから。
これは,頭に浮かびやすい情報を基に判断を行ってしまうという効果のことです。
例えばコンビニの店舗数。
実は美容院よりも歯医者さんよりも少ないんです。もっと多いような感じするかもですね。
要は自分がよく触れるものは,世間一般的に見てもよく触れられるものだととらえてしまう無意識の傾向です。
ドリンクバーを頼む場面に当てはめてみると,
利用可能性ヒューリスティクスにより,ドリンクバー一杯当たりの値段として,日常で使っている計算式の「通常の販売価格×飲んだ杯数」で,支払うはずの金額を想像
してしまうというわけです。
「ジュース3杯であれば1000円程度,しかしこれがドリンクバーを頼んだことによって300円程度で済んだ」
という計算が頭の中で成立してしまうのです。
この販売価格というのは,お店側が勝手に決めたものなのでこの計算は正確には正しくないです。
ドリンクバーの原価を使って考え,「一杯当たりの原価×飲んだ杯数」から金額を想像して,高いと思うか安いと思うかを判断したいところ。
まあこうやって私が原価をお伝えしても,人間には自己確証バイアスというものがあるのであまり重視されることはないでしょう。
これは一度自分の意見を決めると,それを裏付ける情報ばかり集めて,反対の情報を無視する,いわゆる自分の正当化というもの。
要はだれしも自分がお店を儲けさせていると考えたくはないわけです。
2,ドリンクバーのおすすめファミレス3選
ここまでドリンクバー飲料の原価,それを踏まえてなぜ利用してしまうのかお店が利用するからくりを心理学的観点から考察してみました。
ドリンクバーで少しでも元をとるにはどこにいけばいいのか。以下の通り。
1,サイゼリヤ
2,ココス
3,ガスト
情報はこちらのサイト様を参考にしました。
特にお金のない学生や断れない主婦の方は必見です。
一位 サイゼリヤ
ドリンクバー価格 | フードとセット価格 | 100%ジュース目安 (カッコはセット価格) |
---|---|---|
259円 | 176円 | 9杯(6杯) |
ドリンクバーのおすすめ一位はサイゼリヤ。
ドリンクバーのみの値段は259円,食べ物とセットで176円と断トツの安さです。セット価格のドリンクバーを利用し,原価の高い100%ジュースであれば,6杯ほど飲めば元が取れる計算になります。
サイゼリヤのドリンクバー最大の特徴は,コーヒー。
イタリア製のコーヒーマシンが各店に存在し,本格的なコーヒーを味わうことができます。
またアメリカンはあのスターバックスと同じく,お湯で薄めて作るという製法を採用しており本格的です。
本格的なコーヒーをたくさん楽しみたいんだという方は,下手に混んでるカフェにいくよりも,サイゼリヤにいくべき。気兼ねなく入店できます。
そのうちサイゼリヤでMacbookのリンゴを見せつけられる日が来るかもです。
二位 ココス
ドリンクバー価格 | フードとセット価格 | 100%ジュース目安 (カッコはセット価格) |
---|---|---|
390円 | 240円 | 13杯(8杯) |
ドリンクバーのおすすめ二位は,絶大な子供人気を誇るココス。
ココスのドリンクバーの魅力は他店のドリンクバーの魅力を詰め合わせたような,まさにオールスターであること。
非常に豊富な品揃えはもちろんのこと,ホットミルクを利用したミルクティーや,レモンスライスなど他店にはない顔ぶれも。
この感じから子供だけでなくて親にも受けるような,ファミリー全体を取り込もうとする戦略が感じられます。
またドリンクバーのところに店員さんを呼べるボタンが置いてあるので,いざというときにも困らないです。
ドリンクバーのみの値段は390円,セットで240円で少しお高いのですが,上記のポイントに注目しながらドリンクバーを利用すると,それ相応の満足感を得られると思います。
三位 ガスト
ドリンクバー価格 | フードとセット価格 | 100%ジュース目安 (カッコはセット価格) |
---|---|---|
399円 | 219円 | 13杯(7杯) |
ドリンクバーのおすすめ三位はガストです。
本当はもう少し特色のある店舗もあるのでぜひ紹介したかったのですが,やはり店舗数や利用可能性を考えたときにガストは外せないと考えました。
タッチパネルでドリンクが出てくるなどの最新の機器を使用してはいますが,他に大きな特徴は見られません。
ただドリンクバーのみの値段は399円,セットで219円と比較的安めです。フードも食べるならここでいいと思います。
サイゼリヤのドリンクバーすごい
3,まとめ
・原価はめちゃくちゃ低い
・元を取るのは高難易度
・長時間居座るならOK
・頼んでしまうのは心理学的な効果も絡んでいる
ドリンクバーは何となく頼んでしまっても「飲めば元を取れる!」というのは現実的ではないです。
そこで結論,ドリンクバーは
・値段ならサイゼリヤ
・セットで長居してドリンクを楽しみたいならココス
が個人的にはオススメ。
ただ何度も言いますが,,短時間でドリンクバーを原価的に元を取ってやろうと考えるのはやめた方がいいですよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。