【解説】蚊に刺さされる理由と刺された時の対処法【蚊のおすすめ対策グッズまで】
蚊に刺されすぎて夏が嫌い…。なんでこんなにかまれるんだろう。
O型だからかなぁ
いい蚊よけグッズが知りたい…。
ざらしです。このような疑問に答えていきます。
✅本記事の内容
・蚊に刺されやすい人の特徴
・蚊に刺されたときの対処法
・蚊を寄せ付けないアイテム
1,蚊に刺される理由
蚊が人間を見つける要因は以下の通り。
・二酸化炭素
・体温
・足の臭い
そもそも,全ての蚊が人間の血を吸うわけではありません。メスだけが人間を刺して血を吸うのです。
人間の血には栄養が非常に多いので,産卵のためにメスはその栄養たっぷりの人間の血を吸います。(オスは草の液とかで十分。)
さて本題。
蚊は二酸化炭素に寄ってきます。そのため人は呼吸するだけで蚊を惹きつけているのです。
なんと,これはマスクをしていても検知するレベルだそう。蚊の二酸化炭素センサーは恐ろしい。
また,人間の体温にも蚊は集まります。二酸化炭素と体温,そして栄養水準の高さ。これは人間である限り蚊から完全に逃れるというのはなかなか難しそうですね。
そして足の臭いが蚊を寄せ付けている,というのは小学生が発見したことでかなり話題になりました。
足は汗をかきやすい部位であるため,においのもとになる乳酸菌や脂肪酸に蚊は引き寄せられます。
蚊に刺されない対策
蚊を寄せ付けないための対策として,二酸化炭素や体温は自分でどうにかするということが難しいです。根本的な対策が可能なのは足の臭いだけ。
そのため,足をアルコールで拭くのがおすすめです。
蚊に刺されやすい人
上記の蚊を引き寄せる要因から考えられる,蚊に刺されやすい人は以下の通り。
・赤ちゃんや子供
・妊娠中の女性
・運動してる人やお酒飲んだ人
・筋肉質や肥満体質の人
赤ちゃんや子供は体温が高く,新陳代謝もいいので大人に比べて二酸化炭素の排出量が多いです。
同様の理由から,妊娠中の女性も蚊に刺されやすいと言えます。女性は男性より体温が一般的には高く,さらに妊娠中は基礎代謝が上がるので,体温がより高くなってしまうのが要因です。
運動によって汗をかいたり,お酒に酔って二酸化炭素の排出量が増えてる人も要注意です。
「O型の人は蚊に刺されやすい」はウソ?
蚊に刺された友達を見ると言いたくなってしまうこの一言。
「O型だもんね。B型の私は全然だよ」
蚊に刺されやすい人はO型が多いというのは,こんな実験データから示されています。
なんと。全体で2299人のデータで20%近く違うというのは結構差がありそうですね。
ただ同時に,血液型物質は蚊の刺されやすさに関係ないことも明らかにされているようなので,蚊にとってO型の血がおいしいとかはなさそう。このあたりは謎のまま。
ざらし的には,O型が蚊に刺されやすいというよりも,O型の人の方が体温が高いとか何か上記3要因が絡んできて,それがたまたまO型に多かっただけなんじゃないかなと思っております。
2,蚊に刺されたときの対処法
蚊に刺される理由を見てみると,どうにも蚊の進撃を完全に止めるというのは厳しいものがありそうです。
蚊に刺されると何がつらいって,刺されたところがめちゃくちゃかゆくなること。
このかゆみさえなければ,いくらでも吸わせてあげるんですけどね。
当然かもですが,蚊に刺されたときの対処法として一番なのは掻かないことです。掻くとそれ自体が刺激となり,余計にかゆみはひどくなります。
「そんなこと言われたってかゆすぎるってレベルじゃないのよ」
蚊に刺されたときのかゆみは以下の方法で乗り切ろう。
・絆創膏を患部に貼る
・氷とかで冷やす
・石鹸で洗い流す
・患部を叩く
・薬を塗る
絆創膏を患部に貼る
そもそも蚊に刺されたときにかゆくなるのは,蚊の唾液にアレルギー反応を起こすから。かゆみは空気に触れたときに生じるので,絆創膏などを患部に貼って蚊の唾液が酸素に触れないようにしましょう。
セロハンテープを貼っても同様の効果は得られますが,それでかぶれたり別の肌トラブルが生じるのは面倒なので,絆創膏が無難。
氷とかで冷やす
蚊に刺されたときに生じるのはかゆみ。
痛さ,熱さ,冷たさ・・・かゆさの優先順位で脳は処理します。生物的な危険性を持ってるかどうかなのでかゆみは優先順位としては低くなるわけです。
蚊に刺された部分のかゆみを冷たさの感覚で上書きすると,脳は冷たい感覚を伝達するのでかゆみは感じにくくなります。
私もアトピー性皮膚炎でかゆすぎるときはよく保冷剤で冷やしていました。なので効果はばっちりです。
石鹸で洗い流す
蚊に刺されるとかゆくなるのは蚊の唾液成分にアレルギー反応が生じるからだと述べました。
つまり蚊の唾液成分を取っ払ってしまえばいいのです。蚊の唾液成分は酸性。そのためアルカリ性の石鹸で洗い流すことで中和されアレルギー反応は弱まります。
まあこれは蚊に刺されてから時間が浅いうち限定かもです。掻いてしまう前に洗い流せなければ結局意味ないですからね。
患部を叩く
蚊に刺されたときにかゆい部分を掻くのではなく,叩きます。かゆみを脳に伝える神経は,たたいたり圧力を加えることによってその伝達を抑制することができるからです。
薬を塗る
色々言ってきましたが,結局これが最強です。
蚊に刺されたらおとなしく薬を塗り込みましょう。
これは私は実際に試せていないのですが,レビュー等を見る限り以下がおすすめ。
かゆみの原因となりうるヒスタミンを抑えながらかゆみもとめてくれるダブルの効果があります。携帯にもおすすめのサイズ感です。
私はアトピーということもあり,肌が弱いので薬が使えず…。
蚊に刺されたら氷で冷やすやつをずっとやってました。
NGな対処法
蚊に刺されたときにやってしまいがちだけど,実はNGな対処法は以下の通り。
・爪でバツ,バッテンの痕をつける
・化粧水やリンゴ酢をつける
爪でバツ,バッテンの痕をつける
かゆみは痛みでごまかす,そんな説が先行して蚊に刺されて腫れた部分に爪で痕をつけがちです。私の学校では,バッテンを作ると効果的みたいな説が蔓延してました。
しかし,この行為は逆に患部への刺激となってしまい腫れや赤みを悪化させてしまうかもです。爪で痕をつけるときに皮膚が傷つきでもすれば,そこから細菌などが入ってしまい蚊に刺されたレベルではなくなってしまいます。
痛みで上書きできるのは正しいのですが,蚊に刺されたときはあくまで叩くだけにしましょう。
化粧水やリンゴ酢をつける
肌への影響だからといって化粧水やリンゴ水をつけるのはNGです。
こういったものにはたんぱく質を変性させることにより,組織や血管を縮める収れん作用というものがあります。
肌を引き締めるこの効果ですが,蚊に刺された場合では,必要以上に刺激を与えてしまいかゆみが悪化する可能性があります。
3,蚊の対策グッズ
蚊に刺されないようにするための,おすすめ蚊対策アイテムは以下の通り。
・電池式ノーマット
・どこでもベープNo.1 未来セット
・折りたたみ式ワンタッチ 蚊帳
電池式ノーマット
・火を使わないので安心
・電池式でコードレス
・長持ちでストレスフリー
・静音設計ファン
アース製薬さんの商品。火を使わないので,小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心して使えます。
従来の電源にさして使うコード式だと,どうしても置き場所が制限されてしまいます。寝室やリビングなど色々な場所に持ち運んで使いたいという方にはおすすめです。
この「電池式ノーマット」は90日タイプもありますが,ワンシーズンまるまる乗り切れる180日タイプが特におすすめ。
どこでもベープNo.1 未来セット
・世界最高水準の効き目
・屋外でも98.5%の虫よけ効果
・電池式でベルト付き
フマキラーさんの商品。こちらはどちらかと屋外で使う方が多い。
世界最高水準でメーカー従来品の5倍の効果があります。電池式でどこにでも取り付けられるようにベルトがついているので便利。20日ほどしか持ちませんが,その効果に驚く方が大勢います。
折りたたみみ式ワンタッチ 蚊帳
・ワンタッチで組み立て簡単
・たたむと収納に場所をとらない
・底面まで360°ブロック
・蚊だけでなくムカデなどの対策になる
蚊の被害は刺されることによるかゆみだけにとどまりません。寝てる間など,耳元で「フウウウウウウン」といういや~な蚊の羽音にはかなり悩まされます。
そんな蚊の羽音被害におすすめなのが,蚊帳です。
蚊を撃退できる蚊取り線香やノーマットはすぐに効くわけではないので,睡眠時や絶対安全領域を確保したい際には蚊帳がまじでおすすめです。
実は蚊以外にもムカデやゴキブリなどが睡眠時に襲ってこなくなるというでかすぎるおまけ効果もあります。
今すぐ家で蚊の対策がしたい…。
「そうは言っても今すぐに,家であるものでなんとかしたい…。」という方には扇風機がおすすめです。
蚊の飛行速度は時速8㎞。風速2m以上になると蚊は風に向かって飛ぶことができなくなります。扇風機の弱程度で風速2mに達するので,自分に向けて扇風機を回しておけば蚊を寄せ付けない鉄壁の防衛ラインができあがります。
ちなみに「蚊よけキャンドル」や「超音波系の虫よけアプリやグッズ」には蚊対策の効果がないということが科学的に証明されているので要注意です。*2
4,まとめ
蚊に刺されるだけで本当に1日が憂鬱になってしまうこともしばしばあります。
穏やかで快適な暮らしを取り戻すために,自分にできる蚊の対策は施していきたいです。
夏は海や山と楽しいイベントが盛りだくさん。適切に蚊に刺されないための対策で楽しい夏を過ごしましょう。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。