【就活生が思う】ユニークなインターンシップランキング【実体験】
インターン企画してるけど,どんなインターンが興味を持ってもらえるんだろう。
人材会社が書いた記事ではなく,学生のリアルな意見が知りたい。
とりあえず難関インターンを受けてた!
けど意識高いのも疲れたし,インターンなんてどこのものに参加してもあんまり変わり映えしないし…。
ざらしです。こんな意見に応えていきます。
✅本記事の内容
・21卒がユニークなインターンの体験談を紹介
・ウケるインターンが分かる
・難関インターンが全てではない
別に報酬とかもらって記事書いてるわけじゃないので,私のリアルな意見を書きます。
1,ユニークなインターンシップランキング
いきなり本題。久々の投稿になるのでアクセルベタ踏みです。
ユニークなインターンシップだなとざらしが個人的に感じたものは以下の通り。
1位 遊園地インターン
2位 営業インターン
3位 赤ペン先生インターン
1位 遊園地インターン
キューアンドエーワークスという会社にて行われたインターンシップです。
このインターンシップの特徴は以下の通り。
・実地で調査
・見せて伝える社風
遊園地,テーマパークで開催されるインターンシップです。開催場所は公表できないのかな?私が参加したときもインターンシップに申し込む段階ではどこで開催されるのか非公開でした。なので一応その辺の詳細は伏せておきます。
インターンシップの内容としては,「テーマパークの売り上げを〇倍にするにはどうすればいいか」といったもの。
このテーマ自体はインターンシップのグループワークの鉄板中の鉄板のネタ。死ぬほど見たウルトラスーパー頻出テーマです。
しかし,このインターンシップは現地調査を必ず行う必要があります。
今回のような議論のテーマは,よくあるテーマなので,慣れた学生は「定義づけ→発散と収束とアイデア出しながらまとめる」というゴリゴリの流れで議論を進めていくかと思います。
ただこのインターンシップは他のマンネリ化したインターンシップに見られる机上の空論とは異なり,もっとリアルです。実際のテーマパーク内を歩き回り,アトラクションにも乗ります。気になるところは全て自分で体験。お客さんの様子や働く人の様子,テーマパーク周辺の様子まで全て見たうえで,その情報に基づいて議論をするのです。
社員さんも一緒に回るので意見を求めたり,社員さんの様子を観察することもできます。
実際の調査に基づいた議論で結論を出して役員の前で発表するので,実現性やマネタイズまで結構深いところを突いてきます。
そしてバチバチにやり合った後は,パーティーの開始です。嘘みたいにフランクに会社でご飯を食べます。気分はまるでその会社の新入社員でした。
また,その場で本をいただけたり,その日の様子を個別に表彰して賞状をもらえたりと
語り切れないぐらいのてんこ盛り具合。
キューアンドエーワークスの遊園地インターンシップが1位でした。
2位 営業インターン
アスパークという会社で行っていた長期のインターンシップ。期間としては3ヶ月くらい取り組んでいました。
このインターンシップの特徴としては以下の通り。
・主体的に考えて行動
・リアルな社会人,営業経験
この営業インターンに関しては【就活】Lognavi(ログナビ)の評判・特徴は?【元長期インターン生が語る】でも詳細を語っていますが,動画就活のプラットフォームを営業していました。
実際に会社の一員として同じ空気を吸ってきました。色々な方にお会いしましたし,時には経営層の方とも交流しました。その中でまた違った空気感を味わうこともできました。
この期間で営業の基本のkの字くらいまではかじることができたのではないかなと思います。お客さんのことをお客さんよりも考えて,どうすればお客さんがもっと効果的に採用活動を進められるか,この観点に立って就活生という立場を活かしてめちゃくちゃ考えてましたね。
自分の行きたい会社に営業をかけたり,動画作成に携わったりとかなり自由に主体的に挑戦することができました。
間違いなく大きなターニングポイントになった瞬間の長期インターンシップ,営業インターンが2位です。
3位 赤ペン先生インターン
赤ペン先生と言えばのベネッセのインターンシップです。私は事務系と技術系のどちらにも参加しました。
このインターンシップの特徴は以下の通り。
・事前課題
・成長を限定しないサポート
ベネッセのインターンシップが他社と大きく異なる点としては事前課題があることです。進研ゼミっぽい。
これは事務系であっても技術系であっても同様でした。特に理系の方ではプログラミングの特設サイトが送られてきて,そこで講師の方と実際にやり取りしながらコードを組んでいく課題をこなします。このあたりはまじで「赤ペン先生」ですよね。
そしてインターンシップ当日も参加型。
講師の方と1対1でやり取りを重ねながら発展的な内容の成果物を作っていきます。私はプログラミング初心者(プロゲートでHTMLとCSS,PHPで遊んでたくらい)だったので撃沈。難しすぎるんじゃ。
この時はジャバスクリプトで色々なことをしてましたね。できる人はどんどん先に進めていました。当日の内容は10個成果物を作るというものでしたが,お昼過ぎには私以外のほとんどの就活生が終了。しかし,彼らにはさらに応用的な有名サービスの構築課題を出して対応。
こんな感じで成長を限定せず,できる人はどんどん伸ばす。私のような落ちこぼれにはつきっきりでサポートしてくれる。
さすがは教育系といったところでしょうか。お弁当が毎回出たので個人的に順位を上げベネッセのインターンシップが3位です。
色んなインターンシップがあるんだねえ。
でもざらしにとってはどういうところがユニークなの?
次でユニークだなと感じた部分やマンネリインターンと比べてどうかについて語るよ。
2,ランキングから見えた共通点
21卒就活生だったざらしが個人的にユニークだなと感じたインターンシップは上記の3つでした。
このランキングから見えたユニークだなと,魅力的だなと感じた共通点は以下の通り。
・体験型であり,主体的に動ける
・自由度が高い
・参加学生層に偏りがない
体験型&主体的に動ける
ユニークだなと感じる要因の1つ目は体験型であり,就活生が主体的に行動できるという点です。
もっと参加する就活生がよりリアルな就業現場においてビジネスを感じられるもが私はいいと思います。
これまで私が参加してきたインターンシップでは多くが似たり寄ったりでした。22卒はコロナウイルスの影響で少し状況が違うかもしれませんが,はっきり言って今の企業のインターンシップはマンネリ化しています。
・会社説明
・グループワーク,グループディスカッション
・座談会
多くの企業のインターンシップはだいたいこんな感じの内容ではないでしょうか。
実につまらない。
後輩たちに聞いた肌感でも,「インターンシップに参加してもどこも同じだから」ということを口にしています。それでもインターンシップに参加するのは,
・選考に有利になるかもしれないから
・みんなが参加してるから
・何かしないと不安
これらの動機なのです。
本当に魅力を感じて参加している学生は意外と少ないかもです。
だからこそ,理想論のグループワークではなく,きちんとリアルな情勢に基づいた議論,マネタイズやビジネスモデルといった深いところまでバチバチに話し合って提案された新規事業案。これらを学生が主体的に,調べて考えられるようなインターンシップはかなり面白いですし印象に残っています。
自由度が高い
ユニークだなと感じる2つ目の要因としては自由度の高さです。
インターンシップだからというのもありますが,もっと学生ならではの意見を尊重してみてもいいのではと思います。
陳腐なインターンシップで求められることは以下の通り。
・ロジカルシンキング
・客観的データに基づいた提案
もちろんこれらの概念,考えはとても大切です。しかしそんなものはわかってるというのも事実。これでは参加したどのグループも似たような結論に至ってしまいます。
以前私が参加したコンサル系のインターンシップでは半分以上のグループが同じ提案になってしまいました。フレームワークや型に落とし込んで考えるのが良しとされるからですね。
発表も似たり寄ったりで評価する側も大変そうでした。
ぶっちゃけ誰でも同じ結論になっちゃうんですよ,上記のものを使うと。
そうじゃなくて
・ラテラルシンキング
・主観的
こんな感じでもっと自由にぶっ飛んだ発想で議論したい。それをどうやって会社の人,世の中に納得させるか,実現するのかを意見を出し合ってそこに現実的に評価を加えて欲しい。
無茶言いやがるコイツと思われるかもですが,割と「自由度の高さ」はユニークで魅力的なインターンシップに欠かせない要素なんじゃないですかね。
参加学生層に偏りがない
ユニークだなと感じる要因の3つ目は参加学生の層です。結構まばらであればあるほどいいなと思っています。
具体的には
・地域
・就活歴
・学歴
とかです。特に就活歴ですね。
ここまでの2つの要因「体験型で主体的」と「自由度の高さ」はネオキャリアのビートやフリンジ,VOYARGとかのいわゆる難関インターンシップでは結構満たされてたりします。
けどそのインターンシップに参加してるのってやっぱり優秀層なんですよね。難関なのでそもそも選考も厳しく,ほんとにできる意識高いやつしかいません。だから結構疲れる。自分を変えたい人はおすすめですけどね。
ただ優秀層がいない+異なるバックグラウンドを持った人が集まる環境というのもかなり学びです。
特に主観的な考えが活きます。ただ難点はしゃべり慣れてない(笑)上手く話を振って引き出せればアイデアだしで止まらなくなりますよ。
そうなるとここまでの2つの要因が活きて面白さ2割増しです。
「企業名を見てインターンシップに参加」という流れから,「インターンシップの内容を見てどんな企業か調べる」という逆転の流れが生まれると切磋琢磨感が出ていいですね。
そうなるとモチベ高い学生が多そう。
難関インターンに参加した優秀層の9割はその企業受けないですからね。
企業側は若干コスパが悪い。
3,まとめ
以前【夏インターン全落ち】ゼロになった就活のやる気を取り戻した話【「インターンは就活が有利になる」に踊らされるな】という記事でも書きましたが,意識高いインターン,難関インターンに参加することが全てじゃない。それに躍起になっていた過去の自分への贖罪記事となりました。無事供養できそうです。
楽しくて有益なユニークインターンシップを見極めるには
・体験型で主体的に行動できる
・自由度が高い
・参加学生に偏りがない
このあたりかなと思います。
あ~記憶消してもっかいインターンやってみたいな。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。